徳川大坂城模型制作(土台作成3)

     徳川大坂城模型作成記事の続きです。土台について10/22の記事のあんけんさんのコメントで、菱櫓を含めた山里丸全体の追加リクエストをいただいたところです。
 
 菱櫓とは、山里丸にある東菱櫓と西片菱櫓で、特に東菱櫓は平面が菱型の二重櫓で、屋根も北西と南東角が鋭角で「悉皆菱型ヨリ成リ亦奇観ヲ極ム」とされる櫓です。私は根拠史料を知らないのですが、豊臣大坂城の復元イラストなどにも描かれており、徳川大坂城では、2代目になると思いますが、宮内庁蔵の幕末大坂城写真に、なにか錯覚を呼び起こすような、その奇妙な姿を見ることができます。模型としては、非常に作ってみたくなる櫓であることは間違いありません。

 ただし、山里丸全体を追加すると、そこにあった山里加番の建物を復元することにもなります。これがけっこう多いんで、正直避けていたところもあります。なにせのろまなモデラーですので、あまり模型化範囲を広げると時間がかかりすぎてしまうと思ったからです。

 とりあえず、山里丸と本丸東側の石垣を追加できるよう追加土台を作りました。山里口門も再現が必要になります。ここには極楽橋もかかっていたわけで、「橋」好きの私は、これも含めたくなるところです。

 どうしようか・・・迷っております。

徳川大坂城模型制作(土台作成3)” への2件のフィードバック

  1. こんにちは、あんけんです。
    うわぁ、北側から見るととても大掛かりになってしまうのがよく解りました。
    ただお願いしたいなぁと思ったのは、歪んだ櫓の魅力もあるのですが、城マニア以外の方からすると、天守は背面ですが、駅からの正面表側になってジオラマにまとまりができるのかなぁとか、追加部分はもし三重櫓が復元されるなら最初に建てられる場所であろうしとか考えました。
    極楽橋も魅力的なのですが、結構長いですよね・・・。

  2. あんけんさん コメントありがとうございます。
    ちょっと時間がかかりそうですが、東側の三重櫓は魅力的な景観をつくってくれるでしょう。私の模型づくりは、ブログに写真を公開して、それをみていただけてナンボのものですので、やる価値は十分あると思っています。明確になっている部分はできる限り忠実に作り込み、分らない部分も、他の事例から比定して現時点で納得できるものとしたいところです。今後もよろしくおねがいします。

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