徳川大坂城模型制作記事に戻ります。天守台については、塗装も中途までで、鉄砲狭間のついた天端石も取り付けていませんが、複雑な小天守台の各段や雁木も、早稲田大学図書館蔵史料に従い仕上げたので、このあたりで置いておき、天守台周辺にとりかかることにします。天守台の出来はいまいちですが、以下写真で紹介しておきます。
なにが、いまいちかといいますと、石垣の質感を出そうとしましたが、大坂城の石垣の石の表面はもう少し平滑で模型では、デコボコが大げさになってしまっています。塗装の前には目の粗いサンドペーパーで整えようと思っています。
小天守台上の石の色調は、新しく積みなおされた石は、白に近いベージュ色ですが、それ以外けっこうオレンジがかった色調をもっています。もちろん火災の影響で焼けた石も残っていますが、オリジナルはこのオレンジっぽい色であろうと思っています。
上記写真では、雁木の色は、グレーのものも残っていますが、塗装仕上げのときには、全体を整えるつもりですので、ご容赦を・・
天守台西面の写真となっています。
天守周辺の本丸部分の作成作業に取り掛かっていきます。天守台のうち、小天守台が私にとっては複雑なものと感じていて、とても時間がかかってしまいました。ただ、この写真を見てると天守周辺もこのサイズにしたのは、北東側は北ノ手三重櫓までと決めていたからですが、なにか物足りなさを感じてもいます。もう少し拡張してもいいかも知れません。今回はここまでです。