彦根城プラモ天守の設計など

 仕事が混んでしまって、ブログ記事を1週間とばしてしまいました。どうもすみませんでした。今回は、彦根城プラモをPanasonicDMC-LX9で撮ったので紹介させていただきます。(え?「彦根城プラモなんか特にみたくない」ですって・・・まあまあ、このカメラに慣れるためのトレーニングみたいなものでして、ご勘弁を)ちなみに、撮影した映像はいろいろ加工処理も加えているので、このカメラを使えば写真が必ずこうなる訳ではないのでお間違えなきよう。

 このキットについては、あまりに実物と離れすぎているので「ツッコミ」を入れいるモチベーションが高まらないところです。そもそも各階平面が違いすぎているので「彦根城を名乗る若しくはイメージしたお城プラモ」ってとこでしょうか。前回再建岡山城天守でも触れたように、お城プラモも設計段階で、もう少し細かいところでこだわっていれば、こんな「残念な天守」にはならなかったのにという思いがつのるのでした。

 お城に対する敬意、憧れ、こだわりを持つ設計担当者がおられたのだったら、私たちは今とかなり異なる状況を目にしていると思うのです。なにをえらそうにと叱られそうですが、古い世代のプラモデラーの方であれば、昔の模型屋にプラ模型の帝王のように鎮座していたニチモ1/200戦艦大和(大きな店だと組み上げられた完成品がショーケースに飾ってありましたね。)を覚えておられるでしょう。

 あれこそ、後にグラフィックデザイナーとしてニチモから独立し「軍艦メカニズム図鑑」やタミヤの「軍艦雑記帳」を書かれていた故森恒英氏が設計したものです。(wikiによる)

 この方の書いたイラストは、興味のない対象物(例えば弾薬箱)でも魅せられてしまうと言えばいいのでしょうか素晴らしいです。故森恒英氏が軍艦に持っておられたこだわりをお城に対して少しでも持つような方が、メーカーにおられればなあと思うのは、ないものねだりなんでしょうねえ。

 これからは、3Dスキャナーや3Dキャドが、もうありますから実物や建築図面などがあれば、完全縮尺のお城プラモもキット化されるかも知れません。石垣だって3Dで撮影して、写真の3Dフルカラーをテクスチャープリントすれば、もう色味で悩む必要もなくなるでしょう。

 世の中は産業革命のようなものすごい変化が起こっているようですが、お城プラモもその恩恵に預かれればなと思います。(ただし、3Dプリンタは私も関心がありますが、現段階では1/350お城プラモに使える精度ではないです。)とりとめない話になりました。今回はこれにて・・・

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