駿府城復元記の続きです。旧ブログと違い、滞っていたところに触れていないので、なにかサクサクと築城しているかのようにみえますが、屋根パーツ以外はプラ板からの制作ですからいろいろ苦労はしています。それらの難所ポイントなども紹介してみたいところですが、レジンキャストの屋根とか壁面づくりとか必死に作業しているので当時「写真」を残す余裕がなかったのです。

















〇東 啓次郎の琴・三味線馬鹿一代 http://ameblo.jp/koto-shamiman/entry-12204830398.html
〇さらの往訪記録 http://akiusagi-apple.seesaa.net/category/25540787-1.html
〇備忘録旅人さんの写真 http://photozou.jp/photo/list/1785042/5782461
お城のある都市の図書館には、けっこうそろっています。駿府城関連の資料はないかと図書館を回って調べているときに和歌山県立図書館で、偶然、「葵~徳川三代」記念出版 駿府城(内藤昌株式会社文化環境計画研究所)を見つけたときは歓喜しました。故内藤 昌先生(東工大教授 愛知産業大学長 建築史家 元日本建築学会副会長 各地の天守復元模型監修を行っている。)の著作で、私は、この本の存在は知らなかったのでした。
これで天守台などは模型化できると思いました。その後同じく内藤先生の「城の日本史」(角川書店)に本丸の平面図も掲載されていたので、これと合わせて天守周辺の図面ができたのでした。
その図面を、プラ板(タミヤの)に移し取ってようやくお城プラモにしていきます。当時のお城と同じく、まず土台となる石垣づくりから始まります。駿府城の場合は、プラ板にプラ棒(これもタミヤ)で枠を作って、プラ板の石垣面を張り付けていく、はりぼてでの制作です。0.5ミリプラ板ですが、まあまあの強度は持っています。


ようやく、駿府城天守台が出来上がったところですが、本ブログの「うり」の考察を加えておかなければなりません。
ここのブログの最初の記事は、数回に分けた駿府城復元記ということではじめていくこととします。前ブログ記事の「焼き直し」(^^;)なのですが、そこはご容赦を・・・なにせ前のブログの記事は作成と同時進行で、自分で読み返すのも面倒なぐらいダラダラしたものでしたから。
私が駿府城天守に関心を持ったのは、大学時代(もう30年も前)に櫻井成廣氏の著作に触れて、そこにあった駿府城天守像(天守台いっぱいに建てた名古屋城大天守の外観様式を倣ったもの)を見たからでした。もっとも櫻井先生は、その天守像を慶長12年に完成した駿府城天守案などとは主張されておらず、単にこの天守台に建ててみたらこうなるだろうという興味で作ったと書かれております。(なので「櫻井案駿府城天守像」ではありません。)

駿府城のみならず、存在したのは間違いないのに安土城天守、豊臣大坂城天守、慶長度江戸城天守などその形状が確定しない「幻の天守」に強い憧れを抱きましたね。
少しプラモ趣味の話に脱線します。大学時代には、もうプラモデルを趣味とはしておらず、プラモ雑誌などを眺めるぐらいでした。プラモの趣味は小学校からはじめて中、高と飛行機・軍艦プラモばかりで、めったにお城には手を出しませんでした。(なにか地味なジャンルといった印象、たまの息抜きですかね)
人生も後半に入ってしまって、何か長く続けられる趣味はないかと考えたところ「そうだ、また、プラモを作ろう」と思った訳です。ただ、今の時代プラモは、飛行機、軍事車両、自動車、たいがい正確なディテールを持っていて、自分なりの考証や作りこみの必要が少なく、もはや塗装のみが作品の良し悪しを決めるようなものです。
それじゃ面白くない、古いキットをディテールアップしてやることから始めました。写真はニチモの九九式軍偵。第二次世界大戦前の固定脚の飛行機が好きなんですよ、それも旧日本陸軍のもの。次はチェコのAZ MODELというメーカーが1/48九七式司令部偵察機を出すというアナウンスが出たので、それを待ちました・・・待ち疲れました。(一時は同社のWEBサイトに開発中の原型なども掲載されてましたが、いつの間にか消えています。)
この待っている時期にお城プラモを買ったのでした。童友社「江戸城」でして。キットの台座裏の刻印に1977とありまして、「おお!当時そのままの金型かい!」とツッコミを入れてしまいました。これは思いっきりディテールアップできる。幻の天守への憧れとプラモ趣味復帰がつながったのでした。話があまりにも脱線しすぎで、駿府城復元記になかなか入れませんねえ。
こんにちは、お城プラモ築城の道のりブログ主のリハビリモデラーというものです。以前はZAQのブロガリで、自作のお城のプラモデルの作成経過や完成写真、お城に関連した記事を掲載してきました。平成29年の1月にブロガリが閉鎖されるので、こちらに引っ越ししました。
もっとも引っ越しと言っても旧記事やたくさんいただいたコメントをこちらに復元するのは難しいようです。ブロガリがマイナーなため、便利な引っ越しツールもなく、テキストレベルで本文記事とコメントがダウンロードされるのみとなっています。(涙)
最初の記事は、2011/02/11で寛永度江戸城から、彦根城、駿府城、広島城ということで2016/07/12現在徳川期大坂城の作成中、5年かけて5城・・・つまり年1つペースという超のろまモデラーということです。
旧ブログはこちらですが、平成29年1月31日まで見ることはできるはずです。http://blog.zaq.ne.jp/plasiro/
お城プラモづくりの合間に、お城関連の情報など紹介もするのですが、こちらもそうそうあるわけではありません。ぼちぼちいくだけです。